【読み方】
すべてひゃくぱーせんとでやれ
【類語】
- 仕事は複数タスクを同時にやるものだ
- マルチタスク
【使用例】
部下「タスクAとタスクBがあるのですが、どちらを優先しますか?」
上司「どちらも最優先だ。全て100%でやれ!」
【本来の意味】
全てのことを100%の力を持って取り組むことを指示するときに述べる言葉である。
例えば、部活の試合や学力試験を力を抜かず、常に真剣に取り込むことをいう。
【ブラックな意味】
複数タスクを全て同時にこなし、完璧のクオリティで、納期内に終わらせろと指示するときに述べる言葉である。
本来マネージャーは、タスクの優先度を決め、タスクのスケジューリングを行う役割があるが、マネージメントを放棄、または、マネージメントをする能力がないときに、この言葉が使用される。しかし、マネージャーは、この発言をあたかも自分はマネージメントしているかのような口調で述べる。
また、下の立場の者を無理強いさせることで、なんとかやってくれるだろうと考えて、この言葉を使用するときがある。
例えば、あるIT系のエンジニア1人に、
- Androidアプリ開発
- iPhoneアプリ開発
- Webアプリ開発
- 他社動向調査
- 特許発明
- 資料作り
- 雑用
の7つのタスクが与えられたとする。
もちろん人には、複数の脳、複数の体があるわけではないので、同時に7つのタスクを行うことはできない。
そのため、ある1つのタスクを行うと他のタスクの進捗が遅れるのは当然である。
各タスクを行うのに、各タスク5日間掛かるとする。
すると、「5日間 × 7タスク = 35日間」掛かることになる。
それをマネージメントを放棄したマネージャーにスケジュールを立てて述べると、「仕事は同時にやるものだ」と述べ、7つのタスクのスケジュールの線を全て並行に引かせ、7つのタスク全て合わせた納期を5日間として指示してくるのである。
一体全体どうなっているのか理解に苦しむが、「すべて100%でやれ!」と述べると物理法則を捻じ曲げることが可能なのである。まさに、魔法の言葉である。
また、日本のIT業界では、工数の見積もりから計算すると、1人が分身して2人としてタスクを行っている不思議な現象が多々見られる。
もしかしたら、その2人いると思われる1人の人は、忍者かもしれない。
日本では、忍者が現役で活躍しており、それを考慮して、マネージャーはマネージメントをしている可能性もある。
そうであるならば、人々は、日本社会に出る前に、忍者修行をして、分身の術を使えるようにしておく必要がある。
ちなみに、マネージメントを放棄しているマネージャーに限って、自分のタスクの実行は遅く、言い訳をして、ずるずる仕事をする傾向がある。
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